ご覧いただきありがとうございます。クリエイティブランド代表の山﨑香織です。
今回は、相手との考え方の違いを理解する事のメリットについてお話ししたいと思います。
先日、家族分析をさせていただいた方がこうおっしゃいました。
「夫と考え方が違うことはわかっているし、尊重はするけど、全く理解できない」
ご主人に考えを変えろというわけではないし、否定も批判もしないけど、
「なんでそうなる??」という腑に落ちない感じは常にあるそうなんです。
お互いに好きになって結婚したとしても、
相手のことを何もかも理解して結婚しているわけではない人がほとんどかと思います。
特に、付き合っている段階では、自分をよく見せたい、好かれたいという想いから、
遠慮をして、言いたいことをすべて言い合うわけではないので、なおさらわからない事が多くなり、
いざ、結婚して毎日一緒に暮らしてみたら、
いろいろな場面において、
大小さまざまな問題に関して、
意見が対立することが、想像以上に多いという事に気づくようです。
「こんな人だと思わなかった!」
とは、ご夫婦の問題のご相談を受けていてよく聞く言葉です。
実はそれも分析により事前に予想できるのですが、そこはまた別の機会にお話します。
最初のうちは、「なんでそんなこと言うの?」「普通はこうでしょ??」
と納得のいかない気持ちが先に立ったり、あるいは、
愛する人のことを理解したいという気持ちが強く出たりして、
何とかわかってもらえるまで話し合いたいと思う人が多いようです。
ところが、お互いが冷静に話し合うという事はなかなか簡単ではなく、
つい感情的になり、大きなケンカになったりすることもあります。
かつて、「成田離婚」なんて言葉が流行した時期がありました。
初めて一緒に長い時間を過ごす新婚旅行で、タイミング悪くケンカしてしまい、
海外にいるので周りにとりなす人もいない、
どちらかが実家に帰って頭を冷やすこともできない、
そんな雰囲気のまま何日も過ごしてしまい、
「もうこの人とは一緒にいられない!」と、帰国してすぐ離婚する夫婦が少なくなかったようです。
成田離婚とまでは行かなくても、昔ほど、離婚が珍しくなくなった現在、
比較的短い期間で別れてしまう方も多くなっていますね。
その最初の時期を乗り越え、ある程度の時間を共に過ごしたご夫婦からは、
「あの人はそんな人だから」「あの人に言っても仕方がない」というような声が聞こえるようになります。
相手を変えようとか、分かり合おうとするのをあきらめて、
そこには意識を向けないようにするという方法で、
家庭円満を続けていくというスキルを身に着けられるようです。
実際、家族分析に来られるお母様は、お子様の事、ご自身の事は興味を持って訊かれるのですが、
ご主人のことは別にいい、どうせ聞いても仕方がないからといわれることも多いんです。
そんな中、今回のご相談者の方は、
自分と違うのはわかるし、意見は変えてほしいとは思わないけど、なんでそんな風に考えるのかは知りたい。
同感はできないと思うけど、せめて理解はしたい、共感したいと思われているようでした。
そこで、分析に基づき、ご本人とご主人のそれぞれのタイプについて、
考え方、行動の仕方、価値観などについて、特に違いが分かるようにお話しさせていただきました。
実際かなり違うタイプのお二人でしたので、どこからその違いが生まれているのかが分かりやすかったと思います。
ご主人の説明については「確かにそういってるわ!なるほど、そういう気持ちなんやね」
と、納得仕切りのご様子でした。
また逆に、ご主人から見ると、相談者様の考え方や行動がどう見えているかについてもご説明させていただきました。
「それよく言われる!!」
と、こちらも実際よく起こっていることのようでした。
これらの違いがあきらかになると、
「理解はできないけど、否定はせずに尊重する」
という、少し納得がいかずにモヤモヤが残る状態から一歩進んで、
「同感はできないけど、理解はできる、共感はできる」
という、ちょっとすっきりした気持ちになることができます。
どちらが悪いわけでもなく、どちらが間違っているわけでもない、ただ違うだけ。
その違いについて理解し、あきらかに認められるだけでも、日々のちょっとしたイライラが軽減されます。
毎日顔を合わせる人ならなおさら効果大です。
今まで嫌で嫌でしょうがなかった人の考え方や行動の理由がわかるだけで、
急になんだかおもしろいと思えたり、可愛いと思えたりすることもあるんですよ。
子育てや、ご夫婦の問題、職場での人間関係でお悩みの方、ストレスを感じている方は、
ぜひ、クリエイティブランドで開催する講演会や、個性分析をご利用ください。
きっと何かお役に立てることがあると思います。
オンラインでの開催も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント